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国立劇場の建て替え2024年04月21日
昨年10月の歌舞伎公演で、建立57年の国立劇場は閉館しました。
老朽化や設備の古さ等が理由だそうですが、新たな国立劇場の再開には7、8年を要するとか。
しかも、建て替えとなって入札が2度不調となり、予定が立たない状況に陥っているという。つまり先の見通しも定かでない中、閉館だけは決めてしまったわけです。
これでは10年ほどかかるのではないかという声もあがっていますが、わたしはそうなってもおかしくないと思っています。
世界的に見て、ナショナルシアターが10年なくなるということなど、あっていいのでしょうか。恥ずかしくないのでしょうか。
この国は、文化発展を目指すとか口では言いながら、やっていることは本当に支離滅裂も甚だしい。
「舞台芸術など、どこでも出来るんだから、10年くらい待っておけ」
とでもいうのでしょうか。
まあ、オーバーツーリズムの検証もせずに、ひたすら外国人観光客を入れ、今になって住民達の苦情にあたふたしているのがこの国ですからね。
情緒もへったくれもあったものではない。
わたしの二親は、好い時に生きて亡くなったと、今つくづくと思っています。(令和6年4月21日)
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たこ焼きプレート2024年03月26日
目下舞台の準備中で、音楽の選曲などをしております。それで振付師、殺陣師に早めに曲をわたしておかねばと、資料用のCDRを買おうと思い探したところ、これがなかなか置いている店がない。
もうCDRなど使う人が少なくなったのでしょうか。
そんなわけで、大型量販店へ出かけたわけですが、行ってみると電化製品というのは思わず見てしまいますね。
「こんなのが出来ているのか……。これは面白い、デザインがいい……」
たまには来てみるものだと店内を巡っているうちに、ホットプレートに目がいったのですが、面白いことに、鉄板型、鍋型ほとんどの製品に〝たこ焼きプレート〟が付属しています。
わたしは大阪で生まれ育ったので、たこ焼き専用の焼き機は必ず家にあるのが普通でしたが、いつから世の中の人は皆、家でたこ焼きを焼くようになったのでしょうか。
わたしはもちろん、たこ焼きは好物ですが、家で焼いても晩御飯には物足りない。昼におやつを兼ねて焼いてみるのはよいが、ビールを飲みたくなるので仕事に差し支える。それで、近頃は滅多に焼くこともなくなりました。
それなのに、こんな状況では何か買う度に付いてくると、たこ焼きプレートがたまって仕方がない。そんなに要らんわ……。
(令和6年3月26日)
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貴重な一日2024年02月29日
今年は待望の閏年でした。
28日で終わるのと、29日があるのとでは、わたしのような仕事をしている者にとって、大きな違いがあります。
小説の執筆、舞台の稽古、本番、テレビ出演、舞台打合せ、バタバタの2月で、このコーナーの執筆も出来ずにいましたが、お蔭で本日2月分を書くことが出来ました。
といっても、内容がこれではまったく充実しておりませんが、2月29日は、大事に過ごそうと思っております。
皆様もどうか、得した一日に何か思い出を残してくださいませ。(令和6年2月29日)
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年頭に嘆く2024年01月26日
今年に入って「ヴィヴァルディ四季」の東京公演が、大好評に終わり、すっかり気をよくしておりましたら、「好事魔多し」というものでしょうか。体調を崩してしまいました。
微熱が出てすぐに引いたものの、咳が出て声が出なくなり、風邪だと思って養生していますと、家内にコロナの陽性が出ました。
これは明らかにわたしがうつしたもので、ということは、いよいよわたしも「初コロナ」に罹ってしまったことになります。
幸いにして老夫婦共に、高熱に苦しめられることなく、順調に回復してはおりますが、これという薬がありませんから、風邪薬や咳止めを適当に飲むしかありません。
もういい加減に、コロナ治療薬はできないものなのですかね。
体は回復しても、未だ倦怠感と咳が残りどうも気持ちが悪い。
こうなると、元気であった自分の脆さが露呈したことで、自分の老いと弱さを思い知らされ、すっかりと弱気になって、体よりも心が折れてしまっております。
昨年末に、今年の多忙を予感してはおりましたが、2月に入るとすぐに、次なる芝居の稽古が始まります。今は昂揚感より不安が勝り、真に情けない年の初めとなりました。
皆さま、ただ今疲労困憊で筆が進みません。小説の出来はどうか大目に見てやってください。
(令和6年1月26日)
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年の瀬にぼやく2023年12月25日
今年も終ろうとしておりますが、お蔭さまで忙しく過ごさせて頂いた一年でした。
小説はもとより、テレビの脚本。舞台の脚本、演出。
その上に、文学賞を頂き、テレビ出演の声までかかりました。
この忙しさは、来年も続きそうですが、かつての同級生の中には定年を迎え、悠々自適の暮らしを送っている人もいるというのに、こんな毎日がいつまで続くのだろうと、呆然とすることがよくあります。
若い頃は忙しい暮らしに憧れていましたが、その頃は気力も体力もあったから、そう思ったのでしょう。
といって、暇になると堪らなく不安になるのは目に見えています。
結局死ぬまで、あくせくと働く運命になりそうです。
そもそも好きで始めた仕事なのですから、もっと楽しもうと思うのですが、近頃は楽しむ余裕も、新しい発想も浮かんできません。
つまり歳をとったということですね。こんな老いぼれを応援してくださいまして、皆様ありがとうございました。よいお年をお迎えください。
(令和5年12月25日)
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解散総選挙2023年11月11日
岸田内閣の支持率降下が止まらないようです。
今までにも、とんでもない内閣があったとは思いますが、とにかく首相就任以来、イライラさせられてきた国民の不満が爆発したようです。
それゆえに、解散総選挙となったら分が悪いので、年内は見送るとのこと。
しかし、見送ったところでこの先支持率が急激に上がるわけではなく、
「国民の皆様に信を問います」
と言って解散した方が、むしろ男を上げると思いますがねえ。
とにかく、することなすことが裏目に出る。
増税メガネと言われたから、減税を謳おうというのは、支持率回復の下心が見え見えで誰も共感しないし、何かするごとに「バカじゃないの」と言われている現状を見ると、もう挽回のチャンスなどあるわけがない。
さらにここへきて、財務副大臣に税金滞納の醜聞が。
わたしは政治家に清廉潔白など求めません。仕事が出来て国民に富をもたらしてくたら、犯罪を起こさない限りは文句を言いません。しかし、財務副大臣が税金を滞納しているというのは、消防士が住宅密集地で頻繁に焚火をしているようなものでありませんか。
辞任しない本人も本人ですが、国民に代わって「お前ふざけるなよ」と言って、即座に更迭しない首相には呆れます。
これではますます、支持率は下がるでしょうね。
ここは潔く、国民に信を問う方が格好いいのでは?
(令和5年11月11日)
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行きたくない居酒屋2023年10月07日
タッチパネルで注文をする居酒屋が、めっきりと増えてきました。
初めの頃はシステムがよくわからず、何かというと「店員呼び出し」を押していましたが、今はやっと慣れてきました。
これはこれで、メニュー自体が注文機材になっているわけですから、不便を感じませんが、近頃では客が自分のスマホに店のアプリをダウンロードして注文するという店もよく見かけます。
わたしはこういう店には行きません。そうと気付けば、よほどのことがない限り店を出ます。
一杯やっている時くらい、スマホから離れたいではありませんか。
アプリなんか下手に入れて、おかしなウイルスでも入ったらどうするのかという不安もあるし、無料Wi-Fiも入っていない、電源コンセントも付属していないという、けしからぬ店も結構あります。
それから、居酒屋で多いのは、「2時間制」の店。
何人かでワイワイやる時に、2時間とは何とも中途半端です。
店が混んでいるなら、まあ仕方がないと思いますが、予約もなく結構席が空いているなら、河岸を変えるのは面倒くさいから、そのまま居させてくれよとなります。
おっさん達は、延々と酒を注文するから、売り上げは落ちませんよ。
交渉の末、「どうぞ!」という店もあれば、「それでは仕切り直しで」と、わざわざ付き出しまでもう一度出してくる、気の利かない店もあるし、何が何でも追い出そうとする店もある。
とどのつまり、2時間制の店には行かないようにしています。
おっさんには行きつけの店が何より。とはいえ、そういう店もコロナ禍を経て、どんどん閉店している。
酒好きのおっさん達は、「居酒屋お夏」のような、人情酒場を求めて、日々漂流しております。何とかならないですかねえ……。
(令和5年10月7日)
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今頃何を言うてんねん!2023年08月20日
先日、日本医師会の釜萢常任理事が、「過去のワクチン接種で副反応が強く出た人について今後の接種を慎重に検討してもらいたい」と呼びかけたそうな。
今頃何を言うてんねん!
ワクチンを接種しないと非国民みたいな風潮を広げ、その証明書がないと仕事ができないような環境を作っておいて、どの口がそんなことを言うのか。
母は脳出血の後、施設に入り自分の意思も伝えられないままに、ワクチンをうったわけです。うたないとそこにいられませんからね。
結果、熱が出てそれが引き金になり亡くなったのです。
ワクチン接種のせいだとは言いませんし、天寿だったと思います。
しかし、体が弱っている高齢者にうつ必要があったのか?
今でも疑問です。
もう何年もたったというのに、未だに飲み薬のひとつもできない。
5類になってどこでも診療を受けられるようになったというけど、治療法は何も変わっていないわけですよね。
この3年、仕事を奪われ、再起できないまま今を過ごす人がどれだけいることか。今頃何を言うてんねん!(令和5年8月20日)
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女性の年齢2023年07月28日
近頃は、何かというと「セクハラだ」「女性蔑視だ」と、我々おっさん達は責められ、戸惑うことが多くなりました。
女性に年齢を訊くのは失礼だという風潮がありますが、男女同権の質が向上している現在でも、やはりそうなのでしょうか?
不躾に訊ねるのはどうかと思いますが、確かめておきたい時もある。
同年代の人となら懐かしい話を持ち出せるし、上の人からは歴史を学び、下の人からは新たな発見をして、会話を広げ易いからです。
そもそも何故、歳を言いたくないのでしょう。
年齢制限のあるところにいて、実は歳を誤魔化しているので、その話題に触れられたくないというならわかります。
しかし、歳をとっていることが恥ずかしいから言いたくないというのは、それこそ女性の地位を貶めるものだとわたしは思います。
わたしは結構、女性にはっきり歳を訊きます。
バーなどで勤めている女性には、「若いと話が合わないから、ある程度歳をとっているとわかればほっとするのでね」と伝えます。
笑顔で答えてくれる人とは話が弾むし、それでもなお教えてくれない人とは、他愛ない話で終ってしまいます。
わたしは人として、自分の歳を堂々と誇らしく言えるよう心掛けたいと思っております。
現在62歳です。(令和5年7月28日)
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岡田監督の「お前…」2023年06月11日
我が阪神タイガースは現在好調であります。岡田監督になって、安心して観ていられるし、「なんや今日の試合は……」と頭にくることが激減した。
とはいえ、今までの快進撃が一変、ずるずると負け始めるのが阪神タイガースの伝統で、わたしはぬか喜びはしないと心に決めております。
わたしがテレビなどで観戦すると、必ずピンチになるので、辛抱して観ないようにしております。後でそっとスポーツ欄を見て、勝利を確信してから、試合動画を観るのがこのところの決まりとなっています。
つまり、阪神タイガース好調の要因は、わたしが観ないからだと勝手に悦にいっているわけです。
今年のタイガースの面白さは、岡田監督のインタビューの独特の言い回しにあります。あの関西弁は、わたしには実に親しみが持てる。
ところが、番記者に対して「お前」を連発するのを、「あれは品がない」とか「失礼だ」とか問題にするアホがいるようです。これに対してわたしは憤りを覚えると共に、監督を擁護いたします。
あれは大阪のおっさんが親しい人に喋る時の、「合いの手」のようなもので、わたしも身近な人には「お前」を連発します。
「どない思うお前、あのマイナカード。あんなもんお前、そもそも義務やなかったんちゃんか。それがやなお前、保険証廃止してマイナカードにするとかいうのはやなあお前、強制と一緒やないか。それでお前、銀行口座をひもづけさせといてやな、他人の口座を登録するとかお前、信じられへんミスを連発してるわけやろ。そんなもんお前、初めからわかってたことやがな……」
近頃ではこんな感じで、マイナカードについてぼやいております。
ゆえに岡田監督の「お前」連発は、番記者に親し気に喋っているのだと、わたしにはよくわかります。
そもそも「お前」は悪い言葉ではありません、「お前は親父殿ではないか……」昔はこんな風に、親に対しても使われていたのです。
だから、やいやい言うなよお前。
(令和5年6月11日)
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正座2023年05月08日
コロナ騒動も何とか落ち着いてきました。
このところ剣道の稽古は、面ガードをしてマスクをした上で面を被るというルールが出来ていて、とてもじゃないがやってられないと二の足を踏んでおりました。
そろそろこういうルールも緩和されているなら、どこかでまた稽古に行ってみたいと思っているのですが、この三年の間にわたしはまともに正座ができなくなっていることに、はたと気付きました。
仏壇にご飯を供える時も、近頃は跪いてすることが多く、法事などでも正座しなくていいように、長床几が置かれているので、本当に正座をする機会がなくなっています。というより正座しなくてもよい世の中になってきているのです。
しかし、「礼に始まって礼に終わる」剣道の稽古はそうもいきますまい。
正座ができないと稽古に行き辛いわけです。
とはいえ、正座こそが礼儀だという慣習はいつから始まったのでしょう。
日本において、少なくとも江戸時代までは正座などなかったはずです。
胡坐でよいではありませんか。
剣道の稽古前はともかく、少なくとも終ってからは、できるだけ正座の体勢は避けるべきでしょう。これほど、膝や関節に悪い座り方はありません。
学生の頃、剣道の先生方が終ってから延々と訓示を述べ、足がつってもう座ってられないということがよくありました。
「ちょっとお話をしますので、足を楽にしてください」
と、指導者が言えばすむはずです。その方が話もしっかりと耳に入ってくる。
でも、そうはいかないのでしょうね。
もう、死ぬまで稽古に行けないかも知れないなあ……。
(令和5年5月8日)
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コンビニのレジ袋2023年04月06日
結局、このままずっと有料化されるのでしょうかねえ。
有料化は値上げに等しく、エコバックだってただではありませんから、消費者の負担ばかり増えるわけです。
万引きも増えた、レジに要する時間が延びる、店の人もいちいちレジ袋が必要か訊ねなければならない、何一つメリットなどないではありませんか。
環境問題に配慮というけれど、効果がどれだけあるか甚だ疑問です。
貰ったレジ袋は家庭でごみ袋として使っていましたが、これがなくなると、またビニール袋を買わねばならい。そしてそれが焼却されるわけですから、結局同じことで、負担ばかりが増える。
海外に向かっていい恰好をしたかったのかもしれませんが、こんな悪法を成立させた者の気がしれない。
ええ恰好しいの政治家ほど、国民にとって有害なものはない。
(令和5年4月6日)
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二月は嫌い2023年03月01日
なんか時が経つのが早いと思ったら、昨日まで2月だったのですね。
普通なら29日なのに、月が新たになってしまった。
物書きにとって、3日間なくなるのは真に痛いです。
「まあ2月は短いですからねえ……」
という配慮を含んだ言葉はまず聞こえてこずに、
「では今月中に、お願いします」
などと、いつも通りの締め切りの話になってしまうのです。
暦というと、時代小説は旧暦で書かないといけないので、これが結構厄介です。
気をつけないと、同じ月がもう一月続く「閏月」が出てきます。
でも、そう考えるとわたしには旧暦の方がありがたいかもしれません。
関係ないか……。
(令和5年3月1日)
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少子化2023年01月17日
寒中お見舞い申し上げます。
喪中ということで、新年のご挨拶を控えさせていただきましたが、どうぞ今年もよろしくお願いします。
東京都では少子化対策として、18歳になるまで一人につき5千円が支給されるとのこと。子育て世帯にとっては朗報ですが、果たしてそれが少子化対策になるかというと疑問です。
結婚して子を生して家族で幸せに暮らす……。そういうことに憧れる若者が増えない限り、人口は増えないのではないでしょうか。
子供を育てるのは手間とお金がかかります。三度のご飯を食べられて、最低限の教育さえ受けられたら好いという時代ではありませんからね。
麻生副総裁が「少子化最大の要因は女性の晩婚化」と発言すると、女性から大ブーイングが起こったとありますが、事実としては間違っていません。
晩婚であれば、もう一人産むのは大変であり、躊躇してしまいがちです。何といっても女性しか子供は産めないのですから。
しかし、一人産もうが二人産もうが、それは女性の勝手であり、晩婚女性を責められません。むしろ、子育てが大変な時代に、高齢にもかかわらずよくぞ産んでくれたと称えるべきでしょう。そして、一方では何か少しでも女性に批判的なことを言うと、過剰に騒ぐ世の風潮に、男達は辟易して「結婚など恐ろしくて出来ない」と竦んでしまっている事実にも、目を向けないといけないでしょう。
近頃はコンプライアンスがどうだと、息苦しくて堪りません。
子を生して5千円もらうより、一人で楽しく暮らす方が好いと、若い人達が思うのは無理もないです。
確かに時代は変わりましたが、男と女が引っ付いて、女が子を産むという人間の本質は絶対に変わりません。
もう少し、おおらかな目で人を見ないと、少子化は永遠に続くでしょうね。
(令和5年1月17日)
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ろくでもない一年2022年12月25日
平成4年の率直な感想です。このコーナーを読み返すと、改めて我が国の迷走ぶりにムカついてきます。
それと共に、こういう年であったからこそ、明るい話題を探して、面白おかしく書けなかった自分に対してもがっかりしています。
不況、災害、疫病……。どんなに厳しい暮らしを強いられても、先に希望があれば堪えられるというものですが、この国にはまったくそれが見えない。
増税、物価上昇、金利引き上げによる住宅ローン増不安、それなのに収入は上がらないでは、どうしようもありません。
ついつい、おっさんの口からは、ぼやきばかりが出てしまう……。
しかし、こういう時だからこそ物書きは、暗闇に一筋の光をさし、荒れ野に一輪の花を咲かせ、人の心を和ませるような文章を載せなければなりません。
還暦を過ぎてなお、小説も雑文もうまく書けない。
来年は一から出直しですね。皆様、よいお年をお迎えください。
そして、当ホームページをよろしくお願いします。
(令和4年12月25日)
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自転車にヘルメット?2022年11月22日
近いうちに「努力義務」になるそうです。
原付がノーヘルで乗れた頃がつくづく懐かしく思われます。
女の子が長い髪をなびかせながら、赤いスクーターに乗る。
美しい街の風景でした。そして、気軽に乗れる原付は本当に便利でした。
そのうちに、シートベルト着用が義務化されましたが、まあこの辺りまでは痛ましい事故もたくさん起きましたので、許容の範囲としましょう。
しかし自転車に「ヘルメットを被れ」はないでしょう。
バイクなら、ヘルメットをシートの下にしまえるけど、自転車で買い物に行った時は持って歩くわけ?
前と後ろに子供を乗せて買い物に行って、世の中のお母さん方は子育てに奮闘されているわけです。
それに、全員分のヘルメットを持って買い物をしろというのですかね?
警察は安全を謳えば、何を強制しても好いと考えているのでしょうか。
窮屈で、嫌な監視社会にこの国は突き進んでいます。
命は大事ですが、そんな世の中で生きていたって楽しくない。
(令和4年11月22日)
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北朝鮮のミサイル2022年10月23日
このところ何発も日本へ向けて発射しているとのこと。
先日は、日本の東北地方の上空を通過した後、太平洋の日本のEEZ=排他的経済水域の外に落下したらしい。
北朝鮮のミサイルが日本の上空を通過したのは、実に7回目だそうな。
松野官房長官は「我が国上空を通過させる形での弾道ミサイル発射は、航空機や船舶はもとより、上空を弾道ミサイルが通過したと判断される地域の住民の安全確保の観点からも極めて問題のある行為だ。北朝鮮に対して厳重に抗議し、最も強い表現で非難した」と述べたらしい。。
しかし7回も家の上にミサイルを飛ばされて、よく黙っていられたものです。
自衛隊は通過すると確信が持てたから迎撃をしなかったと言っているが、領空侵犯をした飛行物体がミサイルとわかっているなら、今後の意味を込めて撃ち落として欲しかったです。
こんなに馬鹿にされて黙っている国も珍しい。
専守防衛というのは、自国に死者が出て初めて迎撃するものなのですか?
だとしたらそれで死んだ人は余りにも気の毒ですね。
遺憾遺憾で相手が思い止まりますか?
「最も強い表現で非難した」とはどんな表現なのでしょう。
「もう、やめてよ!」「いい加減にしてよ!」とでも言ったのだろうか。
そのうちに誰か死んだらどうするつもりなのでしょうね。
(令和4年10月23日)
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大げさな天気予報2022年09月24日
先頃の台風14号は過去最大規模の勢力であったようですが、もういい加減に大げさな天気予報はやめて、もっと的確に伝えて欲しいです。。
あの台風の予報円の大きさは何なのでしょう。これだけ大きく描いておけば、どこかで被害が出ても、当たらなかったことにはならないと、言いたいがためなのでしょうか。
それと関東甲信という表現もやめてもらいたい。東京と長野では大きく事情が変わるはずです。
そういう天気予報に煽られるのか、鉄道の計画運休の決定、早過ぎませんか? もうちょっとぎりぎりまで様子を見て、運行できるものなら運行してもらいたいですねえ。仕事を休まないといけないのは死活問題だという人もいるわけですから。
「それでもし、命の危険にさらされたらどうするのだ。警察、消防、病院にも迷惑がかかるではないか」
と、声高に言う人がいるが、不確かな天気予報に踊らされて、結局行けたところに、行けなかったというのは辛過ぎる。こんな時くらい、その道のプロである警察、消防に甘えてもいいんじゃないですか。雨の日も風の日も仕事をしている人が収める税金の一部もそこに使われているわけですから。
被害に遭われた地域の方々には申し訳ないですが、わたしの住む地域では、雨も風も、3年前の台風の方が、物が飛んできたりしてはるかに恐かった。まったく肩透かしくらわされた感じです。
矢沢永吉さんが、コンサートを強行したことを批判する人がいますが、中止する判断もあれば、強行する判断もあるわけです。法に触れていないのだし、来ない人は払い戻します。来る人はどうぞ来てくださいというのでしょう。いいではありませんか、開催したって。
スタッフが気の毒だと言う人がいるようですが、開催しないとスタッフも飯の食い上げなのですから、余計なお世話というものです。
「台風が去るまで一緒に歌おう!」なんて永ちゃんが言えば恰好好いのかもしれませんが、一見耳障りのよい正義感ほど、迷惑なものはありません。
天気予報も、計画運休も、とどのつまり私は責任を取りたくないということなのでしょう。
何月何日に強い台風が来ますので、どこそこ地方の人は気を付けて下さい。
もうそれだけでいいですよ。台風の恐さはよく知っていますから。
(令和4年9月24日)
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けれどけれどで何もしない2022年08月24日
相田みつをさんの日めくりにある言葉です。
これは自分にも言えることで、日々原稿を書く暮らしを送っていると、何をするのも面倒になって、「けれどなあ」という言葉で済ませてしまいがちです。
60を過ぎた今、残された日々は少ないのだから、そう言わずに気にかかることは精力的にこなそうと思い、このところは受験生のような暮らしから脱却しようと頑張っております。
でも、国の政治が「けれどけれどで何もしない」では困ります。
老若男女問わず、今この時が大事なのですから、何事にも早く対処してもらいたいものです。
岸田首相は「検討します」の言葉を繰り返し結局何もしていないではないかと、国民民主党の玉木代表が「検討使」と命名したそうですが、これはなかなかおもしろい。
「検討」の他によく聞く言葉は「しかるべき時期に速やかに……」という、わけのわからない言葉。
「しかるべき時期」は今なのだ。天気予報の「ところによりにわか雨」みたいなことを言うなと、本当に苛々してくる。
政府が検討している間に、多くの人が苦しんでいます。
時には走りながら考えないといけないことも人生にはあります。
みんなが納得する政策なんてありえないのはわかっております。
しかし、明らかにおかしなことはすぐにでも改めてもらいたい。
関西のおばちゃん風に言わせてもらいますと、
「ちゃっちゃとせんかいな!」
(令和4年8月24日)
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安倍元総理の死2022年07月21日
先頃、安倍元総理が銃撃されてお亡くなりになりました。
その途端に、安倍氏の功績をたたえる声があがり、統一教会についてのバッシングが始まったわけですが、わたしはどうも気分が悪い。。
統一教会については以前から問題が指摘されていたわけで、安倍氏の死によってここぞとばかりに叩きにいくのは、みっともなくありませんか?
そして安倍さんを殺したのは、韓国における反日無罪のように、安倍さんをことあるごとに攻撃した識者と言われる人達、批判しかない野党の政治家達が作りあげた、一部の誤った風潮ではなかったのか……。
そもそもこの国は民主主義で、長期政権が生まれたのは、国民の意思が反映されていたからです。
流行語大賞で「安倍政治を許さない」がランク入りをしたのは、信じがたいことでした。そんな言葉、わたしの回りでは聞いたことがなかったし、国民が選んだ総理大臣の政治を許さないというのは、どういうことなのでしょうか。思い上がりも甚だしいではありませんか。
私自身も、インバウンドなどをこの国に持ち込んだり、中国の習近平を国賓で呼ぼうとしたりした、いくつかの安倍元総理の政策には腹がたったこともありました。しかし、批判覚悟で断行した政策には見るべきものが多くありました。信念のある政治家だったと思います。
警察の余りにもお粗末な警備も噴飯ものですが、安倍元総理の死がこの国に新たな進歩をもたらすのか、国民がいつしか皆安物の評論家になってしまっていたと、気付かされるだけに終るのか、さていったいどうなるのでしょう。
(令和4年7月21日)
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