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関西万博2025年04月30日
現在、大阪で万国博覧会が開催されていますが、色々な意見が出ているようです。
万博に行くくらいなら、USJに行く……。
などという人もいるみたいですが、まあそれは人それぞれの勝手で、せっかく苦労してここまでこぎつけたのだから、子供達は世界の国々と「こんにちは」をすればよいのです。
USJに行くなら、黙って行けばよいではありませんか。
でもひとつ言えるのは、わたしが子供の頃の万国博覧会は、高度経済成長期の日本にあって、大変意義深いものでしたが、今はグローバルな時代となり、何でもインターネットで見られる世の中です。
あの時ほど、ドキドキ、ワクワク感が起こらないのが、わたしの感想です。
因みに、開催までにパビリオン開館が間に合わない国が数か国あるとか。
半年間やっているんだから、まあのんびり行きましょう……。
という国があるのも万国博覧会の面白さではないでしょうか。
わたしは結構、頰笑ましく眺めております。
(令和7年4月29日)
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学ラン2025年03月25日
卒業、入学シーズンですが、このところ男子は詰襟の学生服がどんどん減ってきています。
学ランからブレザーに変わっているようです。
わたしはこれが残念でなりません。
就職したら、嫌でもブレザーは着ることになります。
学生の間しか着られないのですから、学ランでいいではありませんか。
あれはネクタイをする手間が省けるし、下に着る物で寒暖を調整できる、男子にとっては非常に楽な制服なのです。
大学時代、剣道部だったわたしは、何か行事があると必ず学ランで出かけましたし、学ランで飲みにも行きました。
野球のドラフト指名の時、大学野球の選手が、学ランを着てインタビューに応じているのを見ると、とても新鮮でしたし、その姿の初々しさは後世見ても、懐かしいものです。
何かというと、「今の時代は」という人がいますが、昔も今も人の本質は同じだし、服装の文化を受け継ぐのも大事だとわたしは思います。
一部の識者とかが、学ランなどもう時代遅れだ、などというからブレザーに変わっていくのでしょうか。
伝統的なものを悪だと捉える残念な人が、近頃は増殖しているようです。
中には、無理やり戦時中に話をこじつける人もいますが、わたしは学ラン姿の若者を見ると、何やらほっとするのです。
学ランの復活を、願ってやまぬ春到来です。
(令和7年3月25日)
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キネマ旬報ベストテン2025年02月28日
映画の専門雑誌というとキネマ旬報。若い頃はこれを読んでいるだけで映画ファンになれた気がしたものです。
近頃は雑誌を読む暇がなく、購入することもなくなりましたが、2月増刊号、ベストテン発表の号は毎年買っております。
しかし、年々この増刊号はページ数も少なくなり、読むべき記事もあまりないので残念です。
わたしは主に外国映画のベストテンと、読者のベストテンを参考にして、配信などで映画を観るようにしています。評論家が選んだものと、読者が選んだものが重複している映画は基本的に面白い。
ところがここ数年、ベストテンに入っているからといって、必ずしも面白いとは言えなくなってきております。
わたしは人様の作品を、わかったようなことを言って評論するつもりはありません。エンターテインメントを求める、わたしの好みに合わないのでしょうが、どれも力作であるものの、「この映画の何がそんなに面白いのだ? よく出来ているのだ?」と思ってしまうわけです。
小難しい映画や、「どうです? いいでしょう、わたしの感性は……」と言わんばかりの映画は観たくない。
つまりわたし好みの、単純に面白い映画が少なくなってきたのでしょうか。
なんだか悲しいなあ。
(令和7年2月28日)
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スポンサー2025年01月20日
年も明けて、さあ頑張りましょうというところですが、世の中は、フジテレビと中居正広叩きに大忙しです。
企業が、フジテレビにCMは出さないと、ACジャパン広告へ次々に差し替えているとか。
しかし、こういうのは見ていて気分のいい物ではありませんね。
スポンサー企業は、「弊社はこういうことに、真摯に対応しています。どうです、好い会社でしょう」と言いたいのであろうか。
フジテレビがいけないというなら、そこに長年スポンサードして、宣伝活動をしてきた自分達も、まず謝罪と反省をするのが筋ではないですか。
もちろん、わたしはそんなことを求めませんが、日本国民の何人が、この問題に憤慨しているというのでしょう。
中居氏が犯罪を起こしたというなら、それは警察に任せておけばいいし、そうでないなら当事者同士で解決してくれたらいいことです。
わたしにはどうでもいいことです。
政府の外国への弱腰、何かというと制度をややこしくして、税金を掠め取らんとする政策の方が余程腹が立つ。
報道はそういうところにもっと目を向けて貰いたいものです。
しかし、スポンサーというのは贔屓筋でしょう。代理店に任せているとはいえ、自分が選んで宣伝させた人なのだから、もう少し見守ってあげればいいのに、違約金がどうのと、何とも世知辛いものですね。
新年早々、つまらないことが多過ぎますが、皆様、元気に頑張りましょう。
そして、当ホームページを、本年もよろしくお願いいたします。
(令和7年1月20日)
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テレビよ……2024年12月28日
テレビを観ることがめっきり少なくなりました。
どのチャンネルも、同じような企画ばかりで、ワイドショーは正義の味方を気取るコメンテーターが、当たり障りのないことを言って、人の批判ばかりをしている。
とにかく面白くありません。
皆、SNSを眺めるようになり、テレビの報道を信じなくなるのも、無理からぬことです。
ドラマもバラエティーも、ネットフリックス、アマゾンプライム、ユーネクストなどで観るようになり、このままだと地上波は衰退する一方ですね。
我々の世代は茶の間にテレビがあり、それを観るのが家族の団欒でした。
これからのテレビは箱だけが残り、中身は配信系になるのかもしれません。
少し寂しい気もしますが、見たいものを見られる時代がきたことは、一方では喜ぶべきなのでしょう。
こういう変化を感じながら、今年も暮れゆきます。
今年一年のご愛顧、真にありがとうございました。
来年もまた、よろしくお願いいたします。
(令和6年12月28日)
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トランプ再選2024年11月18日
日本も新総理が誕生し、アメリカもトランプ氏が大統領選に勝利して再選を果たし、世間は大騒ぎをしております。
しかし、民主党のハリス氏が優勢だと、日米共にマスコミは報じ続けていましたが、多くの人はトランプ氏の勝利を予想していて、さして驚いているわけではありません。
わたしも、そう思っていましたし、蓋を開ければ接戦どころか、トランプ氏の圧勝で、共和党は上院議員、下院議員共に選挙戦に勝利しました。
つまりマスコミの多くは、トランプ再選が望ましくないと思っていて、何かというとハリス有利に世論を誘導せんとしたものの、既に庶民はテレビや新聞の言うことを妄信しなくなっていた。
それがわかった選挙ではなかったのでしょうか。
マスコミに呼応するように。知的なセレブ達は、「トランプが当選したらこの国を出て行く」などと、ハリス氏をやたらと応援していましたが、下々の者は、「出て行くなら勝手に出て行け、こっちは明日のパンに困っているんだ!」
というところだったのでしょう。
そして今日は、ぼろくそに言われて、「まだ辞めないのか」と言われていた、兵庫県の前知事・斎藤元彦知事が再選を決めました。
「わたし達インテリが発信しているのだから、斎藤知事は悪者に間違いないのですよ」
と言わんばかりのマスコミ、一部の実態のない評論家に、
「我々を馬鹿にするな。人の値打ちは自分達で見極める」
と、一般庶民が応えた。
日本もアメリカも、新たな時代を迎えたようです。
「我々マスコミはこの後どうしたらいいのでしょうね」
と言っている、情報番組がありましたが、
「事実を、淡々と客観的に報道して下さい」
それが世間一般の声ではないでしょうか。
わたしには、トランプ氏がいいのか、斎藤氏がいいのか、そこはよくわかりませんが、ひとつ言えるのは、それが民意であったということです。
これを尊重するのが民主主義だと思っています。
(令和6年11月18日)
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「とんでもございません」という言葉2024年10月24日
もうすっかり世の中に定着していますが、この言葉は誤用です。
「とんでもないことでございます」というべきところが、いつしか縮まって出来た、真におかしな言葉なのです。
かくいうわたしも、随分前にうっかりと脚本に書いてしまったことがあり、後で大いに反省したものです。
意味は誰もがわかるのだから、もう常用語にしてもいいと思うのですが、時代劇の場合はそうもいきません。こんな言葉はなかったわけですから。
それゆえ、「とんでもないことでございます」と必ず書くわけですが、出演者が時折、アドリブで「とんでもございません」と言ってしまうのが困りものです。
わたしは、一言一句台本通りに台詞を言えとは申しません。芝居は生き物ですから、捨て台詞であるとか、間を取るための台詞は演者が適当に足してくれたら好いと思っています。
しかしながら、間違った言葉を使われると、わたしが書いたと思われるので、これはやめて頂きたい。
間違っているとは夢にも思わず、撮影や舞台の本番で言ってしまったのでしょうが、テレビのオンエアーなどで耳にすると、「書いてないよ……」と叫びたくなる。
ともあれ、わたしの作品で、役者が「とんでもございません」という台詞を喋ったら、これはわたしが書いた台詞ではなく、アドリブで勝手に口走ったと思って頂けたら幸いです。
(令和6年10月24日)
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2024年問題とは?2024年09月12日
つまり、「ドライバーという仕事は頑張っても稼げませんよ」ということなのですね。働き方改革というのは「働けない改革」というわけです。
ドライバーの収入が減る。成り手がいなくなる。ドライバー不足でバスの運休本数が増える。
国は高齢者に、運転免許返納を呼びかける。
しかし、これでは高齢者は免許返納を渋るでしょうね。
ドライバーの仕事の負担がきつくなれば、事故が起こって危険だから、働くなということだとすれば、高齢者が免許返納出来ない事態の方が、もっと危険なのではないでしょうか。
どうなっているのですか、この制度? 誰にとって得なのですか?
オール電化を推進しつつ、電気代は高騰する。
ビニール袋を有料化すれば、万引きが増え、店の人を困らせる。
ちょっと考えれば、大変なことになるのはわかりそうなものなのに、この国はくだらない制度を押し付けて来る。
あほですね。物事を単純に考えられないあほが政治をしている。
やばいですよ、日本の国は。(令和6年9月12日)
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パリオリンピック2024年08月06日
現在、熱戦を展開中。オリンピックがスポーツのすべてではありませんが、暑すぎる夏に楽しみもなく、ついついテレビを観て、日本選手を応援しております。
しかし、今回のオリンピックには、どうもいらいらさせられます。
わたしももう老境に入りましたので、構わず憎まれ口を言わせてただきますが、わたしはそもそもフランスという国が好きになれません。
自分達がもっとも洗練された国民だと言わんばかりの風情が気に入らない。
有色人種に対して差別をするくせに、オリンピックになるとその有色人種頼みで、「これがフランスの力だ!」とばかりに勝利を喜ぶ。
身びいきもたいがいにしろと言いたい。
バスケットや柔道の判定は見ていて吐き気がするほど酷い。
まともに組まず、腰を引かせて逃げ回って相手の反則を誘う組手など、柔道ではない。お前らに日本の武道の精神など未来永劫わかるものか。
あのセーヌ川でトライアスロンをさせるのは信じがたい。
「セーヌ川は美しくなりました。パリを流れるこの川で競技をさせてあげましょう。どうです? 嬉しいでしょう」とでも言いたいのであろうか。
2,000億以上かけて浄化しましたから問題ありませんというが、どう見てもあれはどぶ川の類だ。選手がかわいそうで仕方がなかった。
そもそも、そんなところに金をかけるのなら、選手村の食堂の混雑を何とかしてやれ。肉を食わしてやれ。部屋にエアコンをつけてやれ。
「栄養満点のベジタブルなメニューでございます」「環境に配慮した新しい空調設備でございます」てか? そんな気取ったものはいらない。
どうも気に入らない。いらいらする……。そう思いつつ、ついつい観てしまう自分にも腹が立っております。
(令和6年8月6日)
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お笑い知事選2024年07月01日
東京都知事選が迫ってきましたが、かつてこれほど酷い選挙があったでしょうか。
「小池VS蓮舫 究極の選択」と言われているのは、「どちらにも入れたくないのに選択肢がない」と嘆いている東京都民が多いということです。
それにも関わらず、政権与党自民党は独自候補を立てられずに、小池さんに乗っかろうとしているとか。何という情けないことなのでしょう。
その代わりに。NHKから国民を守る党は大量の候補者を出し、物議を醸しています。そして最多の立候補者が出た今回の選挙には、キャラクターの強い人が続々と名乗りをあげています。
もちろん、どなたもきちんとした志を持って、立候補されているのでしょうが、こうなれば、しらけた都民は政見放送を見て笑うしかない。
そう思ってテレビを眺めていると、意外や泡沫候補と言われている人の話が面白かったりします。
とはいえ、一票を投じたいと思える人はなかなか見当たりません。
ああ、7月7日はどうしょうかなあ……。
(令和6年7月1日)
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睡眠2024年06月06日
今月の2日で63歳になりました。老け込んだつもりはありませんが、若い頃とは明らかに変わってしまっていることがひとつ。
睡眠です……。
若い頃は10時間くらい平気で眠ったものですが、ここ数年はなかなか眠れない。
夜に一杯やって、うたた寝をしてしまうのがいけないのでしょうが、机に向かって仕事をしていて、眠くなったので、「そろそろ寝よう」と床に入ったにも関わらず、脳が興奮しているのか寝付けません。
次の日、朝から仕事のある時は、眠れないことに焦って、さらに眠れなくなる。やっと眠れたと思ったら、トイレに行きたくなって目が覚める。
そして、ぐっすり眠れない最大の原因は、夢を見ることです。
これがまた疲れる夢ばかりで、大抵はどこかの公演地に出かけていて、自分も舞台に出ろといきなり言われて当惑したり、そこから帰ろうとして、帰り方がわからない、電車がなくなっている。
さらに、ホテルで自分の部屋がわからなくなって廊下をさ迷う。
大学から、実は卒業の単位が足りていなくて、授業を受けに来いといわれて、大学行きのバスを探す……。
まったくわけのわからない夢ばかりで、今日も夢を見るのかと思うと、眠るのが恐くなってきます。
人間は当たり前のように眠る、目覚めるを繰り返しているわけですが、眠っている間は失神しているのと同じで、やがて目が覚めるという保証はありません。
そのうちに、いつしか眠りについたまま目を覚ますことなく死んでしまうのでしょうね。そう考えると、ますます眠るのが恐くなってきた……。
(令和6年6月6日)
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国立劇場の建て替え2024年04月21日
昨年10月の歌舞伎公演で、建立57年の国立劇場は閉館しました。
老朽化や設備の古さ等が理由だそうですが、新たな国立劇場の再開には7、8年を要するとか。
しかも、建て替えとなって入札が2度不調となり、予定が立たない状況に陥っているという。つまり先の見通しも定かでない中、閉館だけは決めてしまったわけです。
これでは10年ほどかかるのではないかという声もあがっていますが、わたしはそうなってもおかしくないと思っています。
世界的に見て、ナショナルシアターが10年なくなるということなど、あっていいのでしょうか。恥ずかしくないのでしょうか。
この国は、文化発展を目指すとか口では言いながら、やっていることは本当に支離滅裂も甚だしい。
「舞台芸術など、どこでも出来るんだから、10年くらい待っておけ」
とでもいうのでしょうか。
まあ、オーバーツーリズムの検証もせずに、ひたすら外国人観光客を入れ、今になって住民達の苦情にあたふたしているのがこの国ですからね。
情緒もへったくれもあったものではない。
わたしの二親は、好い時に生きて亡くなったと、今つくづくと思っています。(令和6年4月21日)
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たこ焼きプレート2024年03月26日
目下舞台の準備中で、音楽の選曲などをしております。それで振付師、殺陣師に早めに曲をわたしておかねばと、資料用のCDRを買おうと思い探したところ、これがなかなか置いている店がない。
もうCDRなど使う人が少なくなったのでしょうか。
そんなわけで、大型量販店へ出かけたわけですが、行ってみると電化製品というのは思わず見てしまいますね。
「こんなのが出来ているのか……。これは面白い、デザインがいい……」
たまには来てみるものだと店内を巡っているうちに、ホットプレートに目がいったのですが、面白いことに、鉄板型、鍋型ほとんどの製品に〝たこ焼きプレート〟が付属しています。
わたしは大阪で生まれ育ったので、たこ焼き専用の焼き機は必ず家にあるのが普通でしたが、いつから世の中の人は皆、家でたこ焼きを焼くようになったのでしょうか。
わたしはもちろん、たこ焼きは好物ですが、家で焼いても晩御飯には物足りない。昼におやつを兼ねて焼いてみるのはよいが、ビールを飲みたくなるので仕事に差し支える。それで、近頃は滅多に焼くこともなくなりました。
それなのに、こんな状況では何か買う度に付いてくると、たこ焼きプレートがたまって仕方がない。そんなに要らんわ……。
(令和6年3月26日)
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貴重な一日2024年02月29日
今年は待望の閏年でした。
28日で終わるのと、29日があるのとでは、わたしのような仕事をしている者にとって、大きな違いがあります。
小説の執筆、舞台の稽古、本番、テレビ出演、舞台打合せ、バタバタの2月で、このコーナーの執筆も出来ずにいましたが、お蔭で本日2月分を書くことが出来ました。
といっても、内容がこれではまったく充実しておりませんが、2月29日は、大事に過ごそうと思っております。
皆様もどうか、得した一日に何か思い出を残してくださいませ。(令和6年2月29日)
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年頭に嘆く2024年01月26日
今年に入って「ヴィヴァルディ四季」の東京公演が、大好評に終わり、すっかり気をよくしておりましたら、「好事魔多し」というものでしょうか。体調を崩してしまいました。
微熱が出てすぐに引いたものの、咳が出て声が出なくなり、風邪だと思って養生していますと、家内にコロナの陽性が出ました。
これは明らかにわたしがうつしたもので、ということは、いよいよわたしも「初コロナ」に罹ってしまったことになります。
幸いにして老夫婦共に、高熱に苦しめられることなく、順調に回復してはおりますが、これという薬がありませんから、風邪薬や咳止めを適当に飲むしかありません。
もういい加減に、コロナ治療薬はできないものなのですかね。
体は回復しても、未だ倦怠感と咳が残りどうも気持ちが悪い。
こうなると、元気であった自分の脆さが露呈したことで、自分の老いと弱さを思い知らされ、すっかりと弱気になって、体よりも心が折れてしまっております。
昨年末に、今年の多忙を予感してはおりましたが、2月に入るとすぐに、次なる芝居の稽古が始まります。今は昂揚感より不安が勝り、真に情けない年の初めとなりました。
皆さま、ただ今疲労困憊で筆が進みません。小説の出来はどうか大目に見てやってください。
(令和6年1月26日)
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年の瀬にぼやく2023年12月25日
今年も終ろうとしておりますが、お蔭さまで忙しく過ごさせて頂いた一年でした。
小説はもとより、テレビの脚本。舞台の脚本、演出。
その上に、文学賞を頂き、テレビ出演の声までかかりました。
この忙しさは、来年も続きそうですが、かつての同級生の中には定年を迎え、悠々自適の暮らしを送っている人もいるというのに、こんな毎日がいつまで続くのだろうと、呆然とすることがよくあります。
若い頃は忙しい暮らしに憧れていましたが、その頃は気力も体力もあったから、そう思ったのでしょう。
といって、暇になると堪らなく不安になるのは目に見えています。
結局死ぬまで、あくせくと働く運命になりそうです。
そもそも好きで始めた仕事なのですから、もっと楽しもうと思うのですが、近頃は楽しむ余裕も、新しい発想も浮かんできません。
つまり歳をとったということですね。こんな老いぼれを応援してくださいまして、皆様ありがとうございました。よいお年をお迎えください。
(令和5年12月25日)
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解散総選挙2023年11月11日
岸田内閣の支持率降下が止まらないようです。
今までにも、とんでもない内閣があったとは思いますが、とにかく首相就任以来、イライラさせられてきた国民の不満が爆発したようです。
それゆえに、解散総選挙となったら分が悪いので、年内は見送るとのこと。
しかし、見送ったところでこの先支持率が急激に上がるわけではなく、
「国民の皆様に信を問います」
と言って解散した方が、むしろ男を上げると思いますがねえ。
とにかく、することなすことが裏目に出る。
増税メガネと言われたから、減税を謳おうというのは、支持率回復の下心が見え見えで誰も共感しないし、何かするごとに「バカじゃないの」と言われている現状を見ると、もう挽回のチャンスなどあるわけがない。
さらにここへきて、財務副大臣に税金滞納の醜聞が。
わたしは政治家に清廉潔白など求めません。仕事が出来て国民に富をもたらしてくたら、犯罪を起こさない限りは文句を言いません。しかし、財務副大臣が税金を滞納しているというのは、消防士が住宅密集地で頻繁に焚火をしているようなものでありませんか。
辞任しない本人も本人ですが、国民に代わって「お前ふざけるなよ」と言って、即座に更迭しない首相には呆れます。
これではますます、支持率は下がるでしょうね。
ここは潔く、国民に信を問う方が格好いいのでは?
(令和5年11月11日)
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行きたくない居酒屋2023年10月07日
タッチパネルで注文をする居酒屋が、めっきりと増えてきました。
初めの頃はシステムがよくわからず、何かというと「店員呼び出し」を押していましたが、今はやっと慣れてきました。
これはこれで、メニュー自体が注文機材になっているわけですから、不便を感じませんが、近頃では客が自分のスマホに店のアプリをダウンロードして注文するという店もよく見かけます。
わたしはこういう店には行きません。そうと気付けば、よほどのことがない限り店を出ます。
一杯やっている時くらい、スマホから離れたいではありませんか。
アプリなんか下手に入れて、おかしなウイルスでも入ったらどうするのかという不安もあるし、無料Wi-Fiも入っていない、電源コンセントも付属していないという、けしからぬ店も結構あります。
それから、居酒屋で多いのは、「2時間制」の店。
何人かでワイワイやる時に、2時間とは何とも中途半端です。
店が混んでいるなら、まあ仕方がないと思いますが、予約もなく結構席が空いているなら、河岸を変えるのは面倒くさいから、そのまま居させてくれよとなります。
おっさん達は、延々と酒を注文するから、売り上げは落ちませんよ。
交渉の末、「どうぞ!」という店もあれば、「それでは仕切り直しで」と、わざわざ付き出しまでもう一度出してくる、気の利かない店もあるし、何が何でも追い出そうとする店もある。
とどのつまり、2時間制の店には行かないようにしています。
おっさんには行きつけの店が何より。とはいえ、そういう店もコロナ禍を経て、どんどん閉店している。
酒好きのおっさん達は、「居酒屋お夏」のような、人情酒場を求めて、日々漂流しております。何とかならないですかねえ……。
(令和5年10月7日)
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今頃何を言うてんねん!2023年08月20日
先日、日本医師会の釜萢常任理事が、「過去のワクチン接種で副反応が強く出た人について今後の接種を慎重に検討してもらいたい」と呼びかけたそうな。
今頃何を言うてんねん!
ワクチンを接種しないと非国民みたいな風潮を広げ、その証明書がないと仕事ができないような環境を作っておいて、どの口がそんなことを言うのか。
母は脳出血の後、施設に入り自分の意思も伝えられないままに、ワクチンをうったわけです。うたないとそこにいられませんからね。
結果、熱が出てそれが引き金になり亡くなったのです。
ワクチン接種のせいだとは言いませんし、天寿だったと思います。
しかし、体が弱っている高齢者にうつ必要があったのか?
今でも疑問です。
もう何年もたったというのに、未だに飲み薬のひとつもできない。
5類になってどこでも診療を受けられるようになったというけど、治療法は何も変わっていないわけですよね。
この3年、仕事を奪われ、再起できないまま今を過ごす人がどれだけいることか。今頃何を言うてんねん!(令和5年8月20日)
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女性の年齢2023年07月28日
近頃は、何かというと「セクハラだ」「女性蔑視だ」と、我々おっさん達は責められ、戸惑うことが多くなりました。
女性に年齢を訊くのは失礼だという風潮がありますが、男女同権の質が向上している現在でも、やはりそうなのでしょうか?
不躾に訊ねるのはどうかと思いますが、確かめておきたい時もある。
同年代の人となら懐かしい話を持ち出せるし、上の人からは歴史を学び、下の人からは新たな発見をして、会話を広げ易いからです。
そもそも何故、歳を言いたくないのでしょう。
年齢制限のあるところにいて、実は歳を誤魔化しているので、その話題に触れられたくないというならわかります。
しかし、歳をとっていることが恥ずかしいから言いたくないというのは、それこそ女性の地位を貶めるものだとわたしは思います。
わたしは結構、女性にはっきり歳を訊きます。
バーなどで勤めている女性には、「若いと話が合わないから、ある程度歳をとっているとわかればほっとするのでね」と伝えます。
笑顔で答えてくれる人とは話が弾むし、それでもなお教えてくれない人とは、他愛ない話で終ってしまいます。
わたしは人として、自分の歳を堂々と誇らしく言えるよう心掛けたいと思っております。
現在62歳です。(令和5年7月28日)
舞台公演や作家活動のお知らせページです。
これから始まる舞台情報や、新刊予定を掲載しています。
(変更になる場合がございます、悪しからずご了承願います。)
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ただいまページ作成中でございます。
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