その昔、江戸の秋は長雨が多かったといいますが、現在の東京はこの一月ほぼ毎日雨が降っております。
台風が次々に発生して、雨をもたらしているそうです。私の住む地域には暴風は吹かず、雨のお蔭で猛暑が和らいだので、それはそれでありがたかったのですが、千葉方面は大変な水害に見舞われ、水が十分に引かぬまま次の雨が降るという大変気の毒な状態が続いております。
この地域には印旛沼があり、江戸時代、江戸を洪水から守るために利根川の流れを変えた結果、利根川の水が印旛沼へ逆流し、周辺で水害が多発したといいます。田沼意次はこの水を今の東京湾へ逃がす掘割を作ろうと、大規模な治水工事を施したものの、天明の大洪水で工事は難航、普請場は壊滅的な打撃を受け、意次の失脚と共に計画は頓挫したといいます。
昭和44年に印旛沼の干拓・治水が完成するまで、歴代の為政者は大変な想いをしてきたのですが、ここにきてまた、未曽有宇の大豪雨で、大水害が起こったというのは、恐ろしき因縁ですね。
わたしは雨男で、アルバムの写真には傘を持った写真が多く残っております。
だからというわけではありませんが、雨の日はどこか物悲しく、何かが起こるのではないかとドキドキさせられ、それほど嫌いではありません。
とはいえ、撮影所に勤務していた若き頃に、ロケ地が雨に見舞われ中止となり、撤収した時は悲惨で、むやみに雨男名乗ることは止めよう殺されると、長く黙っておりました。
それにしても、こう雨が続くと自律神経が乱れるのでしょうか、心身ともにすっきりとしません。
いったい地球はどうなっていくのでしょうね。このままいくと「日本沈没」の日も遠くないのでは……。
(令和8年9月30日)







