- バロック音楽劇 ヴィヴァルディ-四季-2025
原案:伊藤 大
上演台本・演出:岡本 さとる
音楽:中村 匡宏
日程:2025年5月8日(木)~11日(日)
出演:石井一孝、矢田悠祐、宮原浩暢、
辰巳真理恵、北翔海莉、ほか
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関西万博
現在、大阪で万国博覧会が開催されていますが、色々な意見が出ているようです。
万博に行くくらいなら、USJに行く……。
などという人もいるみたいですが、まあそれは人それぞれの勝手で、せっかく苦労してここまでこぎつけたのだから、子供達は世界の国々と「こんにちは」をすればよいのです。
USJに行くなら、黙って行けばよいではありませんか。
でもひとつ言えるのは、わたしが子供の頃の万国博覧会は、高度経済成長期の日本にあって、大変意義深いものでしたが、今はグローバルな時代となり、何でもインターネットで見られる世の中です。
あの時ほど、ドキドキ、ワクワク感が起こらないのが、わたしの感想です。
因みに、開催までにパビリオン開館が間に合わない国が数か国あるとか。
半年間やっているんだから、まあのんびり行きましょう……。
という国があるのも万国博覧会の面白さではないでしょうか。
わたしは結構、頰笑ましく眺めております。
(令和7年4月29日)
父子桜
学ラン
卒業、入学シーズンですが、このところ男子は詰襟の学生服がどんどん減ってきています。
学ランからブレザーに変わっているようです。
わたしはこれが残念でなりません。
就職したら、嫌でもブレザーは着ることになります。
学生の間しか着られないのですから、学ランでいいではありませんか。
あれはネクタイをする手間が省けるし、下に着る物で寒暖を調整できる、男子にとっては非常に楽な制服なのです。
大学時代、剣道部だったわたしは、何か行事があると必ず学ランで出かけましたし、学ランで飲みにも行きました。
野球のドラフト指名の時、大学野球の選手が、学ランを着てインタビューに応じているのを見ると、とても新鮮でしたし、その姿の初々しさは後世見ても、懐かしいものです。
何かというと、「今の時代は」という人がいますが、昔も今も人の本質は同じだし、服装の文化を受け継ぐのも大事だとわたしは思います。
一部の識者とかが、学ランなどもう時代遅れだ、などというからブレザーに変わっていくのでしょうか。
伝統的なものを悪だと捉える残念な人が、近頃は増殖しているようです。
中には、無理やり戦時中に話をこじつける人もいますが、わたしは学ラン姿の若者を見ると、何やらほっとするのです。
学ランの復活を、願ってやまぬ春到来です。
(令和7年3月25日)
一番手柄
酒話会4
酒話会4
- 酒話会vol.4 ~岡本さとる ここだけの創作秘話~
日時:令和7年4月19日(土) 17時~
場所:銀座ウォーターカラー
〒104-0061
中央区銀座8-3-12GINZA須賀ビル5F
会費:5,000円
(飲み放題 軽いおつまみ付き)
当日、お支払いください。
(現金のみのお取り扱いとなります)
お申し込み方法:「お問い合わせ」からお願いします。
※定員に達しますとお断りする場合があります。
何卒ご了承お願い致します。
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キネマ旬報ベストテン
映画の専門雑誌というとキネマ旬報。若い頃はこれを読んでいるだけで映画ファンになれた気がしたものです。
近頃は雑誌を読む暇がなく、購入することもなくなりましたが、2月増刊号、ベストテン発表の号は毎年買っております。
しかし、年々この増刊号はページ数も少なくなり、読むべき記事もあまりないので残念です。
わたしは主に外国映画のベストテンと、読者のベストテンを参考にして、配信などで映画を観るようにしています。評論家が選んだものと、読者が選んだものが重複している映画は基本的に面白い。
ところがここ数年、ベストテンに入っているからといって、必ずしも面白いとは言えなくなってきております。
わたしは人様の作品を、わかったようなことを言って評論するつもりはありません。エンターテインメントを求める、わたしの好みに合わないのでしょうが、どれも力作であるものの、「この映画の何がそんなに面白いのだ? よく出来ているのだ?」と思ってしまうわけです。
小難しい映画や、「どうです? いいでしょう、わたしの感性は……」と言わんばかりの映画は観たくない。
つまりわたし好みの、単純に面白い映画が少なくなってきたのでしょうか。
なんだか悲しいなあ。
(令和7年2月28日)
キネマ旬報ベストテン
映画の専門雑誌というとキネマ旬報。若い頃はこれを読んでいるだけで映画ファンになれた気がしたものです。
近頃は雑誌を読む暇がなく、購入することもなくなりましたが、2月増刊号、ベストテン発表の号は毎年買っております。
しかし、年々この増刊号はページ数も少なくなり、読むべき記事もあまりないので残念です。
わたしは主に外国映画のベストテンと、読者のベストテンを参考にして、配信などで映画を観るようにしています。評論家が選んだものと、読者が選んだものが重複している映画は基本的に面白い。
ところがここ数年、ベストテンに入っているからといって、必ずしも面白いとは言えなくなってきております。
わたしは人様の作品を、わかったようなことを言って評論するつもりはありません。エンターテインメントを求める、わたしの好みに合わないのでしょうが、どれも力作であるものの、「この映画の何がそんなに面白いのだ? よく出来ているのだ?」と思ってしまうわけです。
小難しい映画や、「どうです? いいでしょう、わたしの感性は……」と言わんばかりの映画は観たくない。
つまりわたし好みの、単純に面白い映画が少なくなってきたのでしょうか。
なんだか悲しいなあ。
(令和7年2月28日)
巡り合い
スポンサー
年も明けて、さあ頑張りましょうというところですが、世の中は、フジテレビと中居正広叩きに大忙しです。
企業が、フジテレビにCMは出さないと、ACジャパン広告へ次々に差し替えているとか。
しかし、こういうのは見ていて気分のいい物ではありませんね。
スポンサー企業は、「弊社はこういうことに、真摯に対応しています。どうです、好い会社でしょう」と言いたいのであろうか。
フジテレビがいけないというなら、そこに長年スポンサードして、宣伝活動をしてきた自分達も、まず謝罪と反省をするのが筋ではないですか。
もちろん、わたしはそんなことを求めませんが、日本国民の何人が、この問題に憤慨しているというのでしょう。
中居氏が犯罪を起こしたというなら、それは警察に任せておけばいいし、そうでないなら当事者同士で解決してくれたらいいことです。
わたしにはどうでもいいことです。
政府の外国への弱腰、何かというと制度をややこしくして、税金を掠め取らんとする政策の方が余程腹が立つ。
報道はそういうところにもっと目を向けて貰いたいものです。
しかし、スポンサーというのは贔屓筋でしょう。代理店に任せているとはいえ、自分が選んで宣伝させた人なのだから、もう少し見守ってあげればいいのに、違約金がどうのと、何とも世知辛いものですね。
新年早々、つまらないことが多過ぎますが、皆様、元気に頑張りましょう。
そして、当ホームページを、本年もよろしくお願いいたします。
(令和7年1月20日)
吉幾三特別公演
- 第一部「人形町『末っ子(おとんぼ)物語』」
原案・音楽:吉幾三
潤色・演出:岡本さとる
第二部「吉幾三オンステージ 冬から~春爛漫へ」
構成・演出:吉幾三
〇明治座 2025年2月7日(金)~2月24日(月)
≫明治座チケットはこちら
〇新歌舞伎座 2025年3月8日(土)~3月14日(金)
≫新歌舞伎座チケットはこちら
大山まいり
テレビよ……
テレビを観ることがめっきり少なくなりました。
どのチャンネルも、同じような企画ばかりで、ワイドショーは正義の味方を気取るコメンテーターが、当たり障りのないことを言って、人の批判ばかりをしている。
とにかく面白くありません。
皆、SNSを眺めるようになり、テレビの報道を信じなくなるのも、無理からぬことです。
ドラマもバラエティーも、ネットフリックス、アマゾンプライム、ユーネクストなどで観るようになり、このままだと地上波は衰退する一方ですね。
我々の世代は茶の間にテレビがあり、それを観るのが家族の団欒でした。
これからのテレビは箱だけが残り、中身は配信系になるのかもしれません。
少し寂しい気もしますが、見たいものを見られる時代がきたことは、一方では喜ぶべきなのでしょう。
こういう変化を感じながら、今年も暮れゆきます。
今年一年のご愛顧、真にありがとうございました。
来年もまた、よろしくお願いいたします。
(令和6年12月28日)
酒と飯
海より深し
トランプ再選
日本も新総理が誕生し、アメリカもトランプ氏が大統領選に勝利して再選を果たし、世間は大騒ぎをしております。
しかし、民主党のハリス氏が優勢だと、日米共にマスコミは報じ続けていましたが、多くの人はトランプ氏の勝利を予想していて、さして驚いているわけではありません。
わたしも、そう思っていましたし、蓋を開ければ接戦どころか、トランプ氏の圧勝で、共和党は上院議員、下院議員共に選挙戦に勝利しました。
つまりマスコミの多くは、トランプ再選が望ましくないと思っていて、何かというとハリス有利に世論を誘導せんとしたものの、既に庶民はテレビや新聞の言うことを妄信しなくなっていた。
それがわかった選挙ではなかったのでしょうか。
マスコミに呼応するように。知的なセレブ達は、「トランプが当選したらこの国を出て行く」などと、ハリス氏をやたらと応援していましたが、下々の者は、「出て行くなら勝手に出て行け、こっちは明日のパンに困っているんだ!」
というところだったのでしょう。
そして今日は、ぼろくそに言われて、「まだ辞めないのか」と言われていた、兵庫県の前知事・斎藤元彦知事が再選を決めました。
「わたし達インテリが発信しているのだから、斎藤知事は悪者に間違いないのですよ」
と言わんばかりのマスコミ、一部の実態のない評論家に、
「我々を馬鹿にするな。人の値打ちは自分達で見極める」
と、一般庶民が応えた。
日本もアメリカも、新たな時代を迎えたようです。
「我々マスコミはこの後どうしたらいいのでしょうね」
と言っている、情報番組がありましたが、
「事実を、淡々と客観的に報道して下さい」
それが世間一般の声ではないでしょうか。
わたしには、トランプ氏がいいのか、斎藤氏がいいのか、そこはよくわかりませんが、ひとつ言えるのは、それが民意であったということです。
これを尊重するのが民主主義だと思っています。
(令和6年11月18日)
「とんでもございません」という言葉
もうすっかり世の中に定着していますが、この言葉は誤用です。
「とんでもないことでございます」というべきところが、いつしか縮まって出来た、真におかしな言葉なのです。
かくいうわたしも、随分前にうっかりと脚本に書いてしまったことがあり、後で大いに反省したものです。
意味は誰もがわかるのだから、もう常用語にしてもいいと思うのですが、時代劇の場合はそうもいきません。こんな言葉はなかったわけですから。
それゆえ、「とんでもないことでございます」と必ず書くわけですが、出演者が時折、アドリブで「とんでもございません」と言ってしまうのが困りものです。
わたしは、一言一句台本通りに台詞を言えとは申しません。芝居は生き物ですから、捨て台詞であるとか、間を取るための台詞は演者が適当に足してくれたら好いと思っています。
しかしながら、間違った言葉を使われると、わたしが書いたと思われるので、これはやめて頂きたい。
間違っているとは夢にも思わず、撮影や舞台の本番で言ってしまったのでしょうが、テレビのオンエアーなどで耳にすると、「書いてないよ……」と叫びたくなる。
ともあれ、わたしの作品で、役者が「とんでもございません」という台詞を喋ったら、これはわたしが書いた台詞ではなく、アドリブで勝手に口走ったと思って頂けたら幸いです。
(令和6年10月24日)