よくも悪くも人からの批評は受け止めて、今後の創作活動の肥やしとする。
私はそんな器の大きい人間でないので、自分の作品のレビューなどは見ないようにしています。
「注文がくるから書いているのだ。文句があるなら出版社に言ってくれ」などという思い上がった態度をとっているわけです。(すみません…)
でも時に映画を観て、意味がわからなかったりすると、ネットでその映画のレビューを見ることはあります。何度も見て書いている人もいるので、「ああそういうことだったのか」と、納得できたりするからです。
とはいえ、レビューを眺めていると、「深みがない」とか「薄っぺらい」などという言葉を平気で使う人がいて面食らうことがあります。人の作品を匿名で、このような言葉を持って批評するのなら、少なくとも、
「ここを◯◯◯のように描いたならば、◯◯◯ゆえに薄っぺらい印象が拭えないこの作品に、◯◯◯が加味されもっと深みが出ると思う」
というくらい、丁寧に批評をするのが最低限の礼儀というものです。
しかしながら、こういう言葉を使う人ほど、自分の感覚だけで批評して悦に入っていて、正しく「薄っぺらくて、深みのないレビュー」に終わっています。これはとても、恥ずかしいことではないでしょうか。
ゆえにわたしは、絶対にこの二つの言葉だけは、使うまいと思っているのです。
(平成二十九年六月一三日)







