コロナ騒動も何とか落ち着いてきました。
このところ剣道の稽古は、面ガードをしてマスクをした上で面を被るというルールが出来ていて、とてもじゃないがやってられないと二の足を踏んでおりました。
そろそろこういうルールも緩和されているなら、どこかでまた稽古に行ってみたいと思っているのですが、この三年の間にわたしはまともに正座ができなくなっていることに、はたと気付きました。
仏壇にご飯を供える時も、近頃は跪いてすることが多く、法事などでも正座しなくていいように、長床几が置かれているので、本当に正座をする機会がなくなっています。というより正座しなくてもよい世の中になってきているのです。
しかし、「礼に始まって礼に終わる」剣道の稽古はそうもいきますまい。
正座ができないと稽古に行き辛いわけです。
とはいえ、正座こそが礼儀だという慣習はいつから始まったのでしょう。
日本において、少なくとも江戸時代までは正座などなかったはずです。
胡坐でよいではありませんか。
剣道の稽古前はともかく、少なくとも終ってからは、できるだけ正座の体勢は避けるべきでしょう。これほど、膝や関節に悪い座り方はありません。
学生の頃、剣道の先生方が終ってから延々と訓示を述べ、足がつってもう座ってられないということがよくありました。
「ちょっとお話をしますので、足を楽にしてください」
と、指導者が言えばすむはずです。その方が話もしっかりと耳に入ってくる。
でも、そうはいかないのでしょうね。
もう、死ぬまで稽古に行けないかも知れないなあ……。
(令和5年5月8日)







