私の好きな狂言のひとつです。
北野神社へ参詣に出かけた主人と太郎冠者。よい太刀を持った男を見かけて、その太刀を奪おうとするが、太郎冠者は逆に脅され主人から預かった刀を男に奪われる。
主人と太郎冠者は刀を取り戻さんとしてその男を待ち伏せる。そして主人はまんまと男を捕え、太郎冠者に縄をもって男を縛れと命じる。
しかし太郎冠者はそこから悠々と縄を綯いはじめ主人を苛々させる。
「早く後ろから縄をかけろ!」と命じ主人が手を放すと、縛られていたのは主人のほうで、結局男を逃がしてしまう。……。
所謂「泥棒を捕らえて縄を綯う」という諺を基にした狂言ですが、中国からおかしな病気を持ち込まれ、ああでもないこうでもないと対策がいっこうに進まない、今の政府の動きが正にこれです。
(令和2年4月30日)







