昨年10月の歌舞伎公演で、建立57年の国立劇場は閉館しました。
老朽化や設備の古さ等が理由だそうですが、新たな国立劇場の再開には7、8年を要するとか。
しかも、建て替えとなって入札が2度不調となり、予定が立たない状況に陥っているという。つまり先の見通しも定かでない中、閉館だけは決めてしまったわけです。
これでは10年ほどかかるのではないかという声もあがっていますが、わたしはそうなってもおかしくないと思っています。
世界的に見て、ナショナルシアターが10年なくなるということなど、あっていいのでしょうか。恥ずかしくないのでしょうか。
この国は、文化発展を目指すとか口では言いながら、やっていることは本当に支離滅裂も甚だしい。
「舞台芸術など、どこでも出来るんだから、10年くらい待っておけ」
とでもいうのでしょうか。
まあ、オーバーツーリズムの検証もせずに、ひたすら外国人観光客を入れ、今になって住民達の苦情にあたふたしているのがこの国ですからね。
情緒もへったくれもあったものではない。
わたしの二親は、好い時に生きて亡くなったと、今つくづくと思っています。
(令和6年4月21日)







